辞める宣言
嫁にはずっと「早く転職しろ」と言われ続けていた。
もちろん、独立の件も事前にしっかり話していた。
やっぱ反省してないらしい
最近はやけに静かだった社長。
と思ったら、突然現れて今度は「コンサルを入れてワーキングスペースを再検討する」と言い出した。
もし空きビルでも持ってるなら話は別。
でも、賃貸でワーキングスペース運営は無理。採算性が低いのは明らか。
それでも夢を諦められないのか…
反省してない。
独裁者に着いて行く気はない
その話を聞いた瞬間、完全に吹っ切れた。
地道に稼ぐのではなく、
補助金頼みで無謀な事業拡大を進める。
社員の半数以上が反対しているのに、
それでも突き通す独裁者。
…もう、無理だ。
ウチにも家庭がある
翌日、退職宣言をした。
うちにも家庭がある。嫁と二人だけの家庭だけど、
嫁を路頭に迷わせるわけにはいかない。
そして、商流トップの取引先に正式に連絡。
「個人事業主として契約を開始したい」と伝えた。
ここまで来れば話は早い。
これまで積み上げてきた下調べが役に立つ。
あとは、開業に向けて淡々と手続きを進めるだけだ。

